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鈑金部品における塗装の選び方と注意点

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鈑金部品における塗装の選び方と注意点

鈑金部品における塗装の選び方と注意点

2024/06/23

自動車やバイクなどの鈑金部品には、ほとんどの場合塗装が施されています。しかし、塗装にも様々な種類があり、正しい選び方が重要です。また、塗装を施す前には注意点がいくつかあります。この記事では、鈑金部品における塗装の選び方や注意点について解説します。

目次

    鈑金部品の種類と塗装の相性

    鈑金塗装において、鈑金部品の種類と塗装の相性は非常に重要です。鈑金部品は、車の外観を美しく整えるために欠かせない要素の一つであり、塗装はその美しさを際立たせる効果があります。 ただし、部品の種類によっては、塗装との相性が悪い場合があります。たとえば、プラスチック製の部品は塗装剤との相性が悪いことがあり、塗装するとチジれが起きたり長期的には色あせや剥がれが発生することがあります。一方、金属製の部品は、塗装剤との相性が比較的良好で、高い塗料の密着性が期待できます。 また、塗装の種類によっても、塗装剤と部品の相性が変わってきます。たとえば、水性塗料は塗装部品に優しいため、プラスチック製の部品におすすめです。一方、油性塗料は塗装剤の密着性が高いため、金属製の部品に向いています。 鈑金塗装において、部品の種類や塗装の種類を選択することで、長期的な美しさを実現することができます。塗装前には、部品の種類や塗装の種類をしっかりと把握し、対応した塗装を行うことが大切です。

    塗装の選び方:カラーコードや材質を参考にする

    車やバイクの事故や衝突によって、キズや傷がついてしまった場合には、鈑金塗装業者に修理を依頼することが一般的です。その際に、塗料のカラーコードや材質を選ぶことがとても重要です。カラーコードは、車やバイクのメーカーや車種、年式によって異なります。正しいカラーコードを選ばないと、塗装の色が違ってしまい、元の車体との色の違いが目立ってしまうことがあります。材質についても、車体と塗料の性質が異なる場合、塗料が剥がれたり、程度によっては錆が発生したりする可能性があります。そのため、鈑金塗装業者に相談して、正しいカラーコードと材質を確認することが大切です。工場へ送った際に塗料の選択に迷った場合は、一括見積もりサイトを通して複数業者の持っている塗料、カラーを確認することを推奨します。

    塗装の選び方:用途や耐久性に合わせた選択肢

    鈑金塗装業では、さまざまな種類の塗料が用いられます。 表面処理後にメタリック塗料、2液ウレタン塗料などを塗布しますが、それ以前の選択によって仕上がりにも耐久性にも大きく影響を与えます。耐久性に優れた多機能型の2液型のウレタン塗料や、柔軟性、耐候性、耐薬品性に優れたシリコン塗料があります。また、様々な用途に応じた製品もあります。規格に適合するJIS規格に基づいた手法はもちろん、ベストな塗料を使用した施工技術が求められます。鈑金塗装業者によっては、耐久性に優れた反射を防止する水性クリア塗料を専門にしている所もあります。最近では、環境に優しいボトム塗料の利用も進んでおり、鈑金塗装業者の技術・知識・設備が向上することで耐久性・仕上がり等の充実が期待されます。

    塗装前の下処理の大切さ

    鈑金塗装において、塗装前の下処理は非常に重要です。下処理をしっかりと行わないと、塗装面の品質や寿命に大きな影響を与えてしまいます。まずは、塗装面の汚れや油脂をしっかりと落とし、表面を清潔な状態にします。そして、塗装面を均一に研磨して、表面の凹凸を取り除きます。この工程で、微細なキズや凹凸を取り除くことができるので、塗装面がなめらかになります。また、塗装する前に、カットバックという工程でもう一度表面を研磨し、塗装面を均一な状態に整えます。このように、下処理をしっかりと行うことで、塗装面の品質が向上し、塗装の寿命も延びます。鈑金塗装を行う際には、下処理にも十分な注意を払い、品質の高い仕上がりを目指しましょう。

    注意点:環境による影響や法律に基づく規制事項の把握

    鈑金塗装業界においては、作業環境による影響や法律に基づく規制事項を把握することが非常に重要です。例えば、塗装作業時には換気や防塵対策が必要であり、これらを怠ると作業者の健康被害や爆発火災等のリスクが発生する可能性があります。また、塗料の廃棄方法や騒音規制、排気ガス規制など、法律に基づく規制事項も存在します。これらの規制を守らないと、違反金や業務停止命令を受けることとなります。したがって、鈑金塗装業界においては、環境に対する意識と規制事項をしっかりと把握し、遵守することが必要不可欠です。また、法律や環境に対する常に最新の情報を把握することで、新しい技術や素材の利用を促進し、より環境にやさしい企業活動を行うことができます。

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